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なぜアフィリエイトはこんなにもイメージが悪くなってしまったのか?

doudonn 更新日:
なぜアフィリエイトはこんなにもイメージが悪くなってしまったのか?

アフィリエイト

WEBサイトを運営する人なら必ずやっているだろう。
サーバー代くらいは稼ぎたいものです。

昔はそんな感じで悪いイメージはほとんど無かったと思う。
なぜこうなった?

1、アフィリエイトの始まり

おおそよ2000年から始まった。

老舗の「A8.net」が2000年創業なので、だいたいそこから個人向けが活発になった記憶がある。
少し経って「iモード」で稼ぐのもけっこう流行ったはず。
着メロとか、なんかいろいろ無法地帯だったような。

ただこれらはあまり一般向けではなく、一部のプロだけやる感じだった。
アフィリエイトが普及したのは間違いなく2004年頃に開始された「Googleアドセンス」です。
「どんなサイトでもアクセスがあれば稼げる!」という衝撃的なアフィリエイト。

それまでは超人気テキストサイト管理人でも「寄付してください!」だったのが、
ようやく広告収入を得ることができるようになったのだ。
これにより爆発的にWEBサイトが増え、今の「調べたら何でもわかるインターネット」になった。
今のネットはGoogleのおかげです。

ちょうど「ブログ」も始まり、人類総ブロガー時代に突入。
「みんなでアドセンス頑張ろう」と悪いイメージはほぼ無かったと思う。
今までWEBサイトをやっていた人へのボーナス的な。

2、詐欺師の台頭

2010年頃からアフィリエイトはやばくなった。

次第に怪しい案件が増え「この商品を1個売ったら3000円」というアフィリエイトがブームに。
とにかく売るために嘘で固めて大きく宣伝する詐欺師ばかりになった。
「おすすめランキング」はもちろん「報酬の高い順」です。

当時は全国民的にネットに疎く騙されやすい状態だったので、
当たり前のように売れてアフィリエイターはどんどん億万長者に。
Googleも簡単に検索で1位にすることができたのが悪かった。

当時は健康情報とかを調べても詐欺サイトばかり。
今よりはるかにひどい状態でした。
だからまぁ、今のGoogleは公式サイトを優遇するようなアルゴリズムにしたものです。

ここでアフィリエイターのイメージは大きく悪化した。
自分は真面目にやっていたので、そういったライバルを嫌いになっていったものです。
Twitterのアフィリエイト界隈も「月収100万とか雑魚」という感じ。

3、アドセンスで稼ぐ人の躍進

アクセス数を稼ぐためなら何でもやる人が増えてきた。

昔は「役立つサイトを作る!」と頑張っていたものですが、
そうではなく「とにかく検索で上位表示させる」という、企業Wikiのようなサイトが乱立。
キュレーションサイトなど組織的なサイトも増えて、もはやメチャクチャに。

アフィリエイトのイメージ悪化に留めを刺したのはアドセンスだと思います。
検索で上位表示が簡単だったので、どうしてもそういった悪い人のサイトばかり目立つ。
検索しても広告ばっかりスッカスカの記事。そら嫌われる。

ここでアフィリエイターへのイメージが地へ落ちたと思う。
「アフィカス」と言われるようになったのもこのあたりです。

4、現在のアフィリエイトはさらにイメージ悪化へ

広告ブロッカーの普及によりアドセンスは壊滅的。
物品販売の時代です。

もうアドセンスで稼ぐ時代ではありません。
みんな広告ブロック。全く稼げない。
だから、アドセンス狙いなサイトはほぼ無くなりました。

代わりに台頭したのが「Amazon・楽天市場」のアフィリエイトです。
「おすすめの商品20選!」というサイトや個人ブロガーが乱立。
もはや検索するだけ無駄とも思える状態です。

それで稼げない根っからの悪人はTwitterでのステマや情報商材等へ動く。
アフィリエイトよりもタチが悪い。

もう普通にブログをやっても稼げないし、
そもそも今はブログなんてやらずSNSやYoutubeの時代。
有益なブログはほとんど生まれず、業者のブログばかりになっています。
ブログ運営=アフィカスというイメージにもなっていると思う。

そんなこんだで、もはや手遅れな状態に。

まとめ

お金のためなら何でもやる人のせいでイメージ悪化。

息を吐くように嘘をつくやばい人達が躍進しすぎたのが悪かった。
今は作為的ランキングの禁止等が定められてたので減りましたが、
対策があまりにも遅すぎたので手遅れに。

もちろん、アフィリエイターよりも広告会社の方がもっと悪い。
甘い言葉で誘ってくるのです。「ランキング1位にしてくれたら報酬上げます!」と。
真面目にやっている人も欲に目が眩んで悪に染まっていく。
これは断れる人ほんと少ないと思う。

まぁ、営業マン的・ビジネス的には正しいとは思うのだけど、
道徳的にやってはいけなかったのは間違いない。
結果、こんなイメージになってしまった。

この流れで多くのアフィリエイターはすでに引退しています。
一番の勝者は「甘い時代にお金を稼ぎきった人」かなと思います。

--

良くも悪くもできるのがアフィリエイト。
「自社の商品を売ってこい!」と言われると嘘を言ってでも売るのがリーマン。
そうなっちゃ「アフィカス」になってしまう。

そうではなく、本当に役立つ情報を発信して、本当におすすめの商品を紹介する。
そんなアフィリエイトは素晴らしいものです。
基本的には「ネットを良くする仕事」だと思っています。
ほんと、あの何にも無い時代からみんなよくここまで作ってきたなと思う。

素晴らしいネットにするべく、皆さんも是非ブログをやってほしいと願います。

※若い人がやらないとイメージ回復しない

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